臨済宗
臨済宗とは、中国禅宗五家の一つで、唐の時代の臨済義玄(りんざいぎげん)を開祖とします。日本には、鎌倉時代初期に栄西により伝えられ、曹洞宗や浄土宗、浄土真宗、時宗、法華宗とともに鎌倉新仏教の一つに数えられます。宋に渡来し、臨済宗黄龍派の印可を受けた栄西は、1195年に日本最初の禅道場である聖福寺を博多に建立しました。
臨済宗の教え
臨済宗は「公案(こうあん)」と呼ばれる課題を、坐禅や作務(労働作業)をしながらも常に熟考し、師との激しい禅問答を繰り返しながら、悟り、見性(けんしょう)を目指します。臨済宗は「看話禅(かんなぜん)」「公案禅」と呼ばれています。僧侶は修行によりつちかった「気づき」を、信徒へ示し、仏道へ導きます。
公案とは、悟りへ至るための問題。お題。修行時は、師家(禅の指導者=老師)から与えられます。
看話禅とは、臨済禅は「悟り体験」を重んじ、本来の自己に気づくことを坐禅の究極目的としています。そのため「話頭(わとう)」を手本として、修行者を悟りへと導きます。すなわち「臨済録(りんざいろく)」や「碧巌録(へきがんろく)」などの古則にしるされた、古人の言行から、独自の悟りを見いだすのが、看話禅です。
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