焼香について。 松原市地域密着の葬儀社 家族葬ホールいこい。
2022/08/07
焼香について
通夜・葬儀に参列すると焼香を行いますが、焼香の正しい回数はご存じでしょうか。焼香の回数は宗派によっても違います。焼香の回数や手順などについて解説します。
焼香とは、一般的には通夜・葬儀や法要で仏様や故人を拝む際に抹香をくべることです。お香には香木を刻んで粉状にした抹香と、香料を細い棒状にした線香があります。
焼香の香りは、仏様の食べ物となると考えられており、仏様や故人においしく食べていただくことで、あの世での幸福を祈ります。また、焼香は邪気を払い心と体の穢(けが)れを取り除いてくれるともされています。
線香の本数や抹香を香炉にくべる回数や作法は宗派によって違ってきます。例えば、浄土真宗本願寺派では抹香を1回くべるだけなのに対し、大谷派では2回抹香をくべます。
さらに、抹香を押しいただくかどうかの違いもあります。
例えば浄土真宗では額に押しいただかないとされていますが、曹洞宗では抹香を額に押しいただきます。
「押しいただく」とは右手の親指、人差し指、中指の三本の指で抹香をつかんで、額の前まで持ち上げる行為です。
お香そのものに価値があると考える宗派の場合は、焼香の際に押しいただきます。
しかし、仏様をお招きしその慈悲の心に触れるためにお香を焚くと考える宗派の場合、押しいただくことはしません。